ドルトン東京学園2026
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3年生・2週間4年生・8日間 3年生を対象に、8月から9月にかけてオーストラリア・パースで研修を実施します。一人1家庭、2週間に渡るホームステイを体験することで、英語が苦手な生徒は「通じないもどかしさ」や「通じた喜び」を、英語が堪能な生徒は「見識や視野の広がり」を実感します。 現地校での学校生活や大学訪問、アクティビティを通して価値観や文化の違いを肌で感じ、国際人に求められる広い視野としなやかな振る舞いを身に付けます。帰国後も、現地での気づきや学びをもとに、英語力や積極性・自主性を発展させて活躍する生徒が多数います。 4年生を対象に、8月から9月にかけて8日間のアジア研修を実施します。生徒はインド・インドネシア・マレーシア・スリランカの4か国から訪問先を選び、各国の社会課題と向き合います。現地では、インタビューやリサーチ、対話を通じて課題解決の仮説を検証。異文化に触れながら価値観を広げ、変化に適応する柔軟性や、多角的に分析し論理的に考える力を養います。また、社会に貢献し、より良い未来を創る意識を高めることも重要な学びの一つです。研修後は、得た知見を探究活動へと発展させ、さらなる挑戦につなげます。37Description of the Dalton Plan各国での研修テーマ[2024年度]テーマ 【教育を通じて貧困問題を考える】IT大国として著しい経済成長を遂げているインド。都市には、きらびやかなショッピングモールができる一方、人口の1割程度が国際貧困ラインである1日1.9ドル以下で生活しているとされています。カースト最下層の方々が住むスラム街や、NPOが提供するアフタースクールの訪問等を通じて、貧困問題を脱するための、教育の重要性について考えました。インドテーマ 【環境問題に具体的なアクションを】神秘的な文化体験のできるリゾート地として人気のあるインドネシアのバリ島。しかし、リゾート地から少し離れると、排水が流れ込む川、分別されずに積み上げられるゴミなど、様々な環境問題が存在しています。ゴミの分別に関する意識調査や実態の把握、現地企業への訪問などを通して現状を分析し、その後自分たちにできることを考えアクションを起こし、その結果を英語で現地企業にプレゼンしました。インドネシアテーマ 【無国籍問題に貢献する】無国籍(Invisibleな人々)の子どもたちが通うインフォーマルスクールや、難民や無国籍の子どもたちに質の高い教育を提供している施設を訪問しました。現地で活動している日本人の方に、異文化の人々とのコミュニティの作り方や協働の工夫、直面した課題や想いについてお話を伺うとともに、無国籍問題に関する市民の意識を探る街頭リサーチを実施しました。マレーシアテーマ 【貧困を救う農業と商品開発】2022年に経済破綻に陥ったスリランカは、貧しさから油や食料が不正に輸入され、安価なファストフードが食事の主流になっています。このため、成人男性の1/4、成人女性の1/3が肥満だと言われています。「貧困と健康の負の連鎖」について、現地で課題解決に取り組んでいる方から多くのことを学びました。また、農村地域に暮らす人々や大学を訪ね、意識調査をしながら現地課題の把握にも努めました。スリランカ全員参加全員参加オーストラリア研修アジア研修海外研修・留学制度

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